2021.05.22
肌荒れがひどい!荒れた部分がかゆい!そんな時はかゆみが引くのを待ったり、ちょっと市販の薬を塗ってみたりして、その場しのぎをしていたかもしれません。それは決して間違ってないと思います。
しかし、本当に肌のケアをしていきたいなら、肌荒れやかゆみを引き起こしている原因をしっかり理解しておくことが、本当に意味での肌ケアへの“はじめの1歩”になります。
どんな出来事も原因と結果があります。例えば、ケーキを食べすぎたら太ってしまうように。これはお肌でも同じことがいえます。肌荒れやかゆみにも、しっかりとした原因があるのです。
そこで、肌荒れってなんで起きるのか?なんで肌が荒れるとかゆくなるのか?その原因をわかりやすくお伝えしていきます。「体質だから」とか「年齢のせいかな」といった根拠のない理由で納得するのではなく、記事の内容から自分に当てはまる原因を見つけ、お肌のケアに役立ててください。
年齢を重ねるにつれて、肌質が変化していきます。この肌質の変化が肌荒れやかゆみを引き起こしてしまうのです。
もっとも代表的な肌質の変化といえば、肌の潤いが失われることです。
コラーゲン
ヒアルロン酸
セラミド など
肌の潤いを保つための成分が減少し、肌が乾燥しやすくなります。
肌が乾燥してくると、外部からの刺激を受けやすり、肌荒れを起こしやすくなります。そのため、かゆみも引き起こしやすくなります。
生活習慣の乱れは肌トラブルを引き起こします。生活習慣の中でも、特に「食事」「睡眠」の2つはお肌の状態に与える影響は大きいです。以下のチェックリストを使って、自分の現状を確認してみください。(回答は主観で大丈夫です)
□ 食事をとる時間はいつも不規則
□ 食事はいつも満腹まで食べてしまう
□ 食事の栄養バランスは偏っていると思う
□ ジュースやデザートが大好きで毎日食べる
□ 脂っこいおかずを好んでよく食べる
□ 塩っ気の多い味付けが好きだ
□ コーヒーを1日3杯以上は飲む
□ 毎日適量(※1)以上のお酒を飲む
□ コンビニ・外食ばかりしている
□ 食後のタバコはやめられない
(※1)お酒の適量
ビール・・・・・・約500ml
ワイン・・・・・・約180ml
缶チューハイ・・・約520ml(1.5缶)
参考元:サッポロビール株式会社
□ 毎日、睡眠時間が6時間以下
□ いつも寝つきが悪い
□ 毎晩、1度は起きてしまう
□ 毎朝、起床時間がバラバラ
□ 寝る時間はいつも深夜1時~2時過ぎ
□ 寝る直前までスマホ・パソコンを触っている
□ 寝るときに枕元でスマホを充電している
□ 晩御飯を食べて3時間以内に寝ている
□ 疲れていると肌ケアをサボって寝てしまう
□ 化粧を落とさずに寝ることが多い
食事・睡眠の点数チェックリスト
共に1問1点
0点:とっても素晴らしい!
1点~3点:素晴らしい!そのまま継続してね!
4点~6点:突然の肌荒れに注意
7点~9点:肌荒れ要注意!
10点:今すぐ要改善!!
ストレスが蓄積されることでも、肌トラブルは引き起こされてしまいます。
ストレスは大きく分けると2種類あります。
物理的なストレス
精神的なストレス
肌に直接影響を及ぼすものが、物理的なストレスです。物理的なストレスによる肌への刺激は、肌荒れを引き起こす要因になるので、必要に応じて対策することがとても大切です。
例えば、日差しの強い日の場合。
生活していく中で、精神的なストレスはつきものです。決してゼロにすことはできません。しかし、精神的なストレスが溜まりすぎると、肌トラブルに繋がっていきます。
ストレスの影響から自律神経の働きが乱れたり、血行が悪くなることで肌に栄養が十分届かなくなることが、原因の1つです。
精神的なストレスが溜まらないように、適度にストレス発散することが大切です。お肌の健康を保つためには、自分のストレスを発散できる方法を理解しておいてください。
間違ったスキンケアは、肌荒れに繋がっていきます。
洗浄力の強いクレンジング剤で洗顔
ゴシゴシと強い力で洗顔
お風呂上がりに化粧水も美容液もつけない
これらは全てお肌にとって良くないです。肌に負担をかけてしまったり、肌への強い刺激となってしまい、肌トラブルを招いてしまうのです。
もし当てはまるものがあれば、今日から中断してください。
腸が汚れたり(※1)、胃や肝臓が疲れてくることで、肌荒れを引き起こしてしまいます。胃や腸は、食べ物を消化吸収する働きがあります。
しかし、胃や腸の働きが低下することで、栄養がうまく取り込めず、結果として肌の栄養不足につながります。腸内環境の悪化は、便秘などの症状も引き起こし、肌荒れを引き起こします
肝臓は、代謝・解毒といった働きを担っています。そのため肝臓が疲れることで、体の中の毒素がうまく処理されず、肌トラブルを引き起こします。解毒されなかった有害物質が血液とともに全身に運ばれてしまうことで、肌が荒れてしまうのです。
(※1)腸が汚れるとは
単なる便秘ではなく、大腸の機能が低下し、腸内環境が乱れること。腸内環境が乱れると老廃物が体にたまり、体内に有害物質やガスが発生し、肌荒れの一因となる。
女性のお肌はホルモンから大きな影響を受けます。特に生理の前後はホルモンバランスが崩れてしまい、肌荒れも引き起こしやすくなります。 これは生理にともなうホルモンの働きから影響を受けるため、完全に防ぐことはできません。またお肌への影響も個人差があるものです。
生理以外にも、ホルモンバランスの影響を受けます。どんな原因だとしても、ホルモンバランスが崩れてしまうと、肌荒れを招いてしまうのです。
歳を重ねてもキレイな肌を保つ心構え
加齢にともなう肌質の変化というのは、ある程度仕方のないことです。
けれども「歳だから仕方ない」とあきらめる必要はありません。
肌荒れにつながる5つの原因(目次2参照)に対してケアしていくことで、キレイな肌を保てるようになります。
では、どんなケアをしていけばいいのか。
それについては、別の記事で詳しくお伝えしていきます。まずは、「なぜ肌が荒れてしまうのか?かゆみが出てくるのか?」その原因をこの記事を通して、しっかりとご理解ください。
肌荒れとは何か、かゆみとは何か、について解説していきます。それぞれの症状を理解しておくことが、肌ケアを実践していく上でも大切なポイントになるので、きちんと理解しておいてください。
肌荒れとは、肌表面のキメ(肌理)や潤いを失ってしまった状態をいいます。肌のキメとは、お肌の表面にある凹凸のことをさします。肌表面の凹凸が失われてしまい凹凸が整わず、キメが粗くなってしまった状態から生じる様々な肌トラブルのことを、まとめて「肌荒れ」と呼んでいるのです。
肌への刺激は皮膚によって保護されています。けれども、なにかしらの原因で皮膚表面のバリア機能が低下しすると、外部からの刺激によって肌に免疫反応がおこり、小さな炎症を起こしてしまうのです。そのとき生じる小さな刺激が「かゆみ」であると言われています。
肌荒れが起きると、肌のバリア機能が低下し、外部からの刺激を受けやすくなります。そのため、肌がかゆくなってしまうのです。
肌荒れはどの世代の女性にとっても、悩みのタネの1つです。けれども40歳を超えてくると、様々な原因から肌トラブルが出てきます。
なぜ肌が荒れてしまうのか、かゆくなってしまうのか、を理解することは、自分にとって最適な肌ケアを見つけるための第1歩です。
ご紹介した5つの原因を、すべて1度に無くすことはできません。もし5つの原因を無くそうとチャレンジしてしまえば、かえってストレスが溜まってしまいます。
5つすべてをなくそうとするのではなく、1つ1つの原因を知識として持っておきながら、少しずつ、できることから対策を立てていくことが大事です。
具体的な対策については、別の記事で詳しくお伝えしていきます。まずは肌荒れや肌のかゆみを引き起こす5つの原因をきちんと理解しておいてください。